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ハウスメーカー選び(3)~住宅展示場(三井ホームと積水ハウス)

ハウスメーカー選び

前回書いたように、実際に各メーカーのモデルハウスを訪れてみました。そこでそれぞれのメーカー毎の印象をまとめてみます。

※例によってあくまで個人的な感想です。細かい点についてはご容赦下さい

目次



三井ホームのモデルハウス

リビング&ダイニングの開放感のある吹き抜けとリビング階段が何より印象的。これは場違いな所に来てしまった!感がありましたが、予約もしていないおのぼりさん状態の我々を若い営業さんが優しく丁寧に案内してくれました(笑)

三井ホームの全館空調

三井ホームの全館空調(スマートブリーズ)は何より加湿機能が付いているのが一番の売りのようです。全館空調は乾燥しやすいらしいので、それに加湿機能を付けてマイナス点をカバーしてるということでしょう。

そして全館空調がすごいという事を説明するために見せられた物に驚きました。それは、「これはいつから置いてあるでしょう?という」クイズPOPが付いた、お皿に乗った一切れの食パン!( ゚Д゚)

細かい数字は忘れてしまったのですが、少なくとも1年~2年前からという答えだったと思います。

全館空調は空気を常に循環していて、そして温度がほぼ一定であるため、それほどカビが生えにくいという事らしく、もちろんパンにはカビが生えていませんでした。

すごい!というより本当かなあ?というのが正直なところ。あと食べる気はしませんね(笑)

木造(ツーバイフォー)と軽量鉄骨の比較

木造でも耐震性に優れる構造であることや、耐火性も木造の方が優れている点など(鉄骨は熱で変形してしまうが、木材は表面が燃えても中まで火が達するまでは時間がかかる等)、資料やディスプレイなどで説明頂きました。

軽量鉄骨の方が耐震性も耐火性も高いと思っていたので、そうなんだ!と驚く点もありました。ただ、例えば軽量鉄骨が得意なメーカーは逆に木造より優れている点をアピールするでしょうし、この辺りはどちらも一長一短なのかも知れません。

スムストック(SumStock)について

スムストックとは、その住宅が様々な基準を満たす優良なものであることを認定し、もし売却する事になってもある程度の価値を保証され、買う側としてはその基準を満たしている=品質の高い家、と判断することができるという一連の仕組み、のことらしいです。(ちょっと曖昧ですw)

このスムストックは大手ハウスメーカーが協力して作り上げたもので、三井ホームも参加しているとのことでした。

三井ホームの印象

ご説明頂いた営業さんは若いと思ったら、何と2年目とのこと!説明も丁寧で物腰も柔らかく、こちらの話を聞こうとする姿勢なども行き届いていて、さすが大手メーカーの営業さんという感じです。まあ、直接会って説明を聞いた営業さんはまだ一人目なので何とも言えませんが・・・

逆に気になった点もいくつか。自社メーカーの利点を説明するために仕方無い事なのかも知れませんし、マニュアルに沿っての対応なのかも知れませんが、時折出てくる競合他社を少し落とすような発言が気になりました。

軽量鉄骨は〇〇が弱いです!

スムストックに加盟していないようなメーカーはちょっと・・・

などなど。本当にほんのちょっとというレベルなんですけどね。そういうのが気になってしまう性格なので余計に感じてしまうのかも😅

三井ホームの商品やその性能については魅力的である事に変わりは無いので、お礼を言いつつもう少し検討してみますと、モデルハウスを後にしました。

積水ハウスのモデルハウス

次に訪れたのは積水ハウス。先に書いたように、二世帯住宅ののぼりと、軽量鉄骨造りの建物が目を引きます。

対応してくれた方はいかにもバリバリの営業さんという感じで、説明や受け答えもスムーズで一切の淀みがありません。名刺を頂いたら肩書は店長さんでした。こんな方が担当になったら頼りになりそうです。

積水ハウスの強み

細かく説明を受けながら一通り建物内を見学したのち、改めてお話をとテーブルへ。どこのメーカーもこういった形なんでしょうね。

そこでまず説明されたのは、実際に建築するにあたっての体制。大半のメーカーは実際の建築については下請けの工務店や大工さんが行うのに対して、積水ハウスは自前の関連会社が一括で建築を行うため、より確実で高い技術力とサポート体制を備えているとのこと。

なるほど、確かにそれは安心感が違いますね。現場との連絡の遅れや行き違いなども起こりにくそうです。

あと年間の販売戸数?が一番多いのが積水ハウスなんだそうです。(うろ覚え)

木造?軽量鉄骨?

積水ハウスとしては「どちらも良い」というスタンスです。

というのも、積水ハウスは商品として木造(シャーウッド)・軽量鉄骨(イズロイエ)のどちらも扱っているのです。木造には木造の良さがあり、鉄骨には鉄骨の良さがあり、それぞれの欠点を補う工法も十分に施されているので、どちらを選んでも高い耐震性、設計の自由度を実現できるとのことでした。

木造の方が優れてるとか鉄骨の方が優れてるとか、他社メーカーと争う議論が成り立ちませんね(笑)

大空間の間取り

木造・鉄骨ともに、大空間を実現する構造を売りにしているようでした。大空間とは壁も柱もない空間が普通より広く取れるといったものです。

大空間のリビングに開放感のある大開口の窓とか・・・憧れますね。

モデルハウスでは大開口のサッシ窓に段差の無い大きなバルコニーが印象的でした。

陶板の外壁ベルバーン

個人的に積水ハウスで一番気になったのがこのベルバーンという外壁。

陶板なので強度があり色褪せも少なく、火事にも強い。何より汚れにくい。聞いた限りでは良いとこばかりですね。

塗り壁やサイディングの外壁はどうしても10~15年毎に塗装の塗り替えが必要となりますが、ベルバーンは陶板なので塗装の必要はありません。ただ外壁の間のコーキングの寿命は来ますから、コーキングの交換は必要そうです。とはいえ、例えば10年に1回足場を組んで塗装をするよりはずっとコストは抑えられそうです。

ベルバーンは積水ハウス独自の商品らしいですが、他社メーカーでも同等品が見当たらないのが不思議ですね。技術的にはどうしても真似できないという程でも無さそうですし、何か理由があるのでしょうか?

全館空調について

「全館空調を考えているんですけど・・・」とお話ししてみたら、積水ハウスとしては「できないこともないけど、そこまで推奨はしない」とのことでした。全館空調を推すメーカーが多い中、ちょっと意外な答えでした。

すすめない理由はちょっと失念してしまいましたが、そこまでコストを掛けてもメリットが少ないとか、全館空調を使わなくても断熱性や気密性の高さで十分快適な家づくりが可能だとか、そんな感じだったと思います。

積水ハウスの印象

全てにおいて、自社の商品や技術に自信があるというのがヒシヒシと伝わってきました。

正直言って坪単価はどのメーカーより高くなると思います。しかしそれだけ質の良い物を使い、それだけの技術があるとお考え下さい!

という言葉は非常に印象的でした。ヘーベルハウスなどと常に上位を争うトップメーカーの余裕と自信でしょうね。

あくまで予算が許せばですが、安心して任せられるのはこういうメーカーかも知れないと思いました。

だいぶ長くなってしまったので、今回はこのあたりで。。。